最近、どんな本を読みましたか?
今回は、タレントである光浦靖子さんのエッセイ『50歳になりまして』をご紹介します。
この本は、コロナ禍を経て先輩女性の生き方や考え方に触れてみたいと、女性エッセイ本を探しているときに出会った一冊です。
タレントとして活躍されている中でのカナダ留学。なぜこのタイミングで彼女は学び直しをしようと思ったのだろう。四十にして惑わずというけれど、まだまだ私は未熟者、不惑にはなれていません。50歳からみた人や社会、世界はどのように見えているのだろうと興味が湧き、手に取った本です。
女性におすすめしたい本です。女友達の話を聞いているような時間があります。飾らず素直な思いが書かれていて、共感したり、ここは違うななど自分を振り返ることもできます。
50歳になりまして
タイトル: 50歳になりまして
著者: 光浦靖子
50歳のリアルとコロナ禍の暮らし。
後ろ向きに考え抜いたその先には、人生後半戦を明るく照らす私の「ガンダーラ」があるはずだ!コロナ中の変化、更年期の戸惑い、そして老後の話…。話題沸騰の留学の話を含む書き下ろしエッセイ集。(文藝春秋より)
カナダ留学目前にコロナ禍となった光浦さんのコロナ中の暮らし、留学への想いなど率直に綴られています。
目次
はじめに 留学の話
カナダ
家
近所の子
英会話教室
情報
同級生と手芸
SNS
モーニングルーティーン
生理
タバコ
髪
歯列矯正
不定愁訴
花
強い女性
男と女
遅刻
断捨離
旅
おすすめマッサージ
コンビ
老後の話
備忘録
共感したり、自分とは違うなと感じたり、自分と向き合う時間になりました。クスッと笑う場面も。本の中から一部今後の振り返りのヒントになるよう備忘録としてこちらに残しておきます。
「一つのことを追い、極めることが世間では素晴らしいとされています。でも私にはできそうもない。じゃ、どうする?深さじゃなく、広く浅く、数で勝負するのは?“逃げ“と“新しい挑戦“の線引きなんて曖昧なもんだ。これは挑戦だ。」
「あれもこれも欲しい。過去のものも手放したくない。今欲しくないけど、いつか欲しくなるかもしれないから欲しい。私は神様にお願いしました。『いい具合に、諦めさせてください。」と。」
「ただ、聞いて欲しいだけ、そんな話は山ほどあります。オチなんかありません。胸のところに留めておいたら、嫌な形に化けてしまいそうなモノを早く吐き出したいんです。笑い飛ばしたい、一緒に笑い飛ばして欲しいんです。笑い声が成仏させてくれます。」
更年期。私の中で言葉はよく聞き、なんとなく知識もあるけれど、曖昧なものだった。
私が気になっていたのは、更年期の症状で体が辛くなるということではなく、閉経を迎える過程で気持ちにどんな変化があるのかだった。光浦さんの葛藤は多くの女性が共感するだろう。
前もって心の準備をすることも大切だけど、湧き上がる感情を素直に受け入れるあり方も素敵だと感じた。
カナダ留学の体験も聞きたい。光浦さん、待ってますよ〜!
いくつになっても、チャレンジする姿に勇気をもらいます。ましてや自分よりも先輩の女性のチャレンジ。今日が一番若い日。チャレンジに失敗はない。経験が増えるだけ。歳の数だけ図太くなってきたかな(笑)でも、やらずに後悔するよりやって改善したい!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
楽しい学びで、
しなやかに生きる力を🍀