梅雨入り前の、湿気を含んだ風に初夏の訪れを感じたある日。
長らく願っていた『キンキーブーツ』の舞台へ、足を運ぶことができました。
この作品を初めて知ったのは2016年。
初演を彩ったのは三浦春馬さんと小池徹平さん。テレビや雑誌で見かけるたびに「観たい!」と胸が高鳴ったのを今でも思い出します。
けれど、あの頃はワンオペ育児の真っ只中。劇場に向かう時間も余裕もなく、泣く泣く断念しました。再演のチャンスも逃し、次こそは…と願っていた矢先、春馬さんの突然の訃報。心の整理がつかないまま、時が過ぎました。
だからこそ、彼とともに『キンキーブーツ』を盛り上げてきたカンパニーによる再再演には、さまざまな感情が交錯しました。迷いながらも、舞台に込められた「想い」に触れたくて、勇気を出して劇場へ。
そのときから、この作品は私にとってただのミュージカルではなく、特別な「再会」のようなものになりました。
そして2025年、4度目の上演。ローラ役のひとりは、春馬さんの後輩・甲斐翔真さん。彼の演じるローラに会いたくて、観劇の日を心待ちにしていました。
キンキーブーツについて
ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』は、倒産寸前の靴工場を救うため、ドラァグクイーンのローラと共に“特別なブーツ”を作ることになった青年チャーリーの奮闘を描くストーリー。
シンディ・ローパーによるキャッチーで心揺さぶる音楽、そして観る人それぞれに届くメッセージが詰まっています。
会場:オリックス劇場へのアクセス
今回の会場は大阪・オリックス劇場。私は四ツ橋駅から徒歩で向かいました。
人通りの多い大通りを抜け、街路樹の緑を感じながら歩いていると、公園の向こうに見えてくる大きな建物。それがオリックス劇場。あ、着いた…とホッと安心できる場所です。
劇場前の横断歩道を渡ると、スタッフの方が白杖に気づいて「ご案内しますね」と、声をかけてくださいました。小さなことかもしれないけれど、そうした心配りがとても嬉しく、安心感を覚えました。
もし、座席の案内などが必要であれば、事前に連絡しておくと対応してくださるそうです。無理をせずにお願いする。それも「続けていく」ためには大切な工夫なのだと、改めて感じました。
観劇の感想
開演前のざわめき、観客の熱。どこか緊張と期待が混じる独特の空気。
今回私が観た回のローラは甲斐翔真さん、チャーリーは東啓介さん。

春馬くんが演じたローラの姿が心に残る中で、甲斐さんはどんなsローラを魅せてくれるのだろう…。
そして幕が上がり、彼がローラとして登場した瞬間、その力強い歌声に引き込まれました。
ストーリーが進むにつれて見えてくる感情の振れ幅。セリフと歌の間に宿る「想い」が繊細に響いてきて、自然と涙が頬をつたっていました。
特に白いドレスをまとって熱唱するシーンでは、会場の空気が一変。音が、声が、心を震わせるような時間でした。
ラスト、演者と観客が一体となるフィナーレ。やっぱりあの空間には、計り知れないエネルギーがありました。
また2〜3年後に再演があるなら、もっと前の席で、もっと近くで観たい。
そのために、日々の治療や養生も、自分のペースで続けていこうと思います。
キンキーブーツが伝える6ステップ
この作品が私たちに届けてくれる「生きるためのヒント」は、とてもシンプルで力強いもの。観劇の余韻と共に、心に留めておきたい6つのステップをご紹介します。
- 真実を追いかけること
- 新しいことを学ぶこと
- 自分を受け入れ、他人も受け入れること
- 愛を輝かせること
- プライドを掲げること
- 自分が変われば、世界が変わる
沈みがちだったこころを、ふわりと持ち上げてくれたキンキーブーツ。
その場のあたたかさ、笑顔、手拍子。心に残る名場面の数々が、日常にそっと寄り添ってくれるようです。
基本情報
会場名:オリックス劇場
住所:大阪市西区新町1丁目14番15号
最寄駅:地下鉄 四ツ橋線「四ツ橋駅」2号出口か公式サイト:https://www
▶︎ 公式サイト
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まとめとひとこと
キンキーブーツが教えてくれるのは、「自分を信じること」と「愛を持って生きること」。
それは簡単なようで、日々の中では難しいこともあります。
でも、そんな時にそっと背中を押してくれるのが、舞台の力、物語の力なのかもしれません。
この特別な体験が、どなたかの心にも小さな種のように残ってくれたら、嬉しく思います。
次はどんな物語に出会えるだろう。そんなわくわくを胸に、また一歩、日常へ戻っていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


