雨の中で咲く『紫陽花〈あじさい〉』は美しく、ジメジメした憂鬱な季節の癒しでもあります。雨の後の虹のような花色のグラデーションも綺麗ですね。
お手入れが簡単で情緒ある紫陽花は、近年人気が急上昇し、毎年どんどん新しい品種も出ています。
『紫陽花を毎年楽しみたい』『切り花から紫陽花を増やししたい』
そんな皆さまに、
ここでは、紫陽花の『剪定のタイミング』や『挿し木の最適時期』をご紹介します。また、切り花でも楽しめる、可愛い品種を2つご紹介します。
あじさいの育て方のコツ
紫陽花は、一度植えると簡単なお手入れで、毎年美しい花を咲かせてくれる、育てやすいお花です。庭植えと鉢植え、それぞれ気をつけておきたいポイントをご紹介します。
庭植え
• その① 日当たりの良い場所に植える
日陰を好むイメージがありますが、日当たりの良い場所の方が花付きが良くなります。また、山あじさいは西日の当たらない半日陰の方が良いでしょう。
紫陽花は繁殖力が旺盛で大きくなります。植え付ける場合はやや広めのスペースを確保しましょう。
• その② 落葉期に植え付け
「11月〜新芽が出る4月ごろまで」が植え付け時です。露に当たると株が弱ってしまうので、3月から4月が安心です。
• その③ 水やりは雨の水だけでも十分
ただし植え付けてから根付くまでは、しっかりと水やりをしましょう。また、夏期に枝や葉が乾いているような時は根元にたっぷり水をあげましょう。
鉢植え
• その① 水やりをしっかり
紫陽花は水切れに弱いので、特に夏の水切れには気をつけましょう。
鉢植えは夏の水やり必須です。私も水切れ経験あります。特に暑い夏期は、1日2回の水やりを心がけましょう。
• その② 冬の冷たい風を避ける
寒風の当たらない場所に移動させましょう。
剪定のタイミング
紫陽花は生育が良く、年々大きくなります。株の大きさを保ったり、花の咲く高さを抑えたり、毎年美しい花を咲かせるためには、剪定が必要となります。
では、いつ選定したらよいの?. また茎のどこを切ったら良いの?
そんな疑問にお答えします。
剪定のタイミングは?
剪定するのは年1回で大丈夫です。
時期は7、8月。
9月中旬以降に切り戻しをすると、花芽を落としてしまい翌年の端数が減ってしまうことがあるので、遅くならないように気をつけましょう。
わが家では、6月は庭の紫陽花を愛で、7月に入ると切り花にしておうちの中で飾ったり、梅雨に挿し木にしたりします。7月は、紫陽花を剪定をし、来年もまた美しい花を咲かせられるよう準備します
どこを切る?
花から2節ほど下の部分で、切り戻しを行います。
翌年の花芽を落としてしまわないよう、新芽を確認してから切りましょう。
新芽の2センチ上でカットします。
挿し木の適切な時期
紫陽花は挿し木で増やしていくことができます。
挿し木の方法は2種類あり、『休眠枝挿し』と『緑枝挿し』です。
* 休眠枝 1月中旬〜3月
* 緑枝 5月〜7月と9月
私は6月〜7月の時期に、剪定と一緒にしています。
おすすめ『かわいい品種』
【 銀河 】
八重咲きの新種。
白い縁取りが入る爽やかな紫陽花。
【 アナベル 】
人気の新種、白や淡いピンクの紫陽花。
小輪が集まってこんもりしてる姿が可愛い。
暮らしに『紫陽花〈あじさい〉』を取り入れ、憂鬱な梅雨を心軽やかに。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
健康で、彩りのある日々を🍀