春のやわらかな光に包まれたある日、北野天満宮へ向かう京都旅の途中で立ち寄ったのが、「とようけ茶屋」さん。
京都市バス・50系統「北野天満宮前」のバス停で降り、感覚的には左斜め前。ほど近くに佇むこのお店は、まるで旅人を優しく迎えてくれるかのよう。
明治から続く老舗の味を、平成の空間で味わう

「とようけ茶屋」は、明治30年に北野天満宮の門前町で創業した老舗豆腐店「とようけ屋山本」が、できたてのお豆腐を気軽に味わってほしいと、平成4年にオープンしたお食事処。
豆腐や生麩、生湯葉、油揚げなど、素材のやさしさを生かした料理がそろい、どれもお豆腐屋さんらしい温もりのある味わいです。
【店舗情報】
とようけ茶屋
京都府京都市上京区今出川通御前西入ル紙屋川町822
TEL:075-462-3662
開店前から人気!平日でも列がのびる
この日は、平日の10時50分ごろに到着。開店は11時なので、先に並ばれていたのは2人だけでしたが、あっという間に列が長くなり、開店直後にはすぐ満席に。
とようけ茶屋の人気の高さを感じました。訪れるなら、平日の開店直後がおすすめです。
ゆったりとした2階席でのランチタイム
案内されたのは2階席。
入り口を入って右手の階段から上がります。階段はやや狭めで、一人ずつ上がるスタイル。横並びで登るのは難しいですが、手すりがしっかり付いているので安心です。
途中に踊り場がありカーブしています。
2階は、木のぬくもりを感じる落ち着いた空間。混雑を忘れ、ゆったりとした気持ちでお食事を楽しめました。

今回いただいたのは「湯葉御膳」
この日選んだのは、数量限定の「湯葉御膳」。
品数豊富な御膳が、可愛らしい小鉢に上品に盛り付けられ、まさに目でも楽しめるひと皿。
丁寧に配膳されていきました。
まずは突き出しから
最初に運ばれてきたのは、上品な突き出し。
やわらかな味付けと素材の味が引き立ち、これから始まる湯葉御膳への期待を高めてくれます。

御膳の主役たち
続いて登場した御膳には、湯葉のお刺身、湯葉の天ぷら(ゆず味噌添え)、おばんざいの小鉢数種、煮物などが整然と並びます。

特に印象的だったのが、湯葉のお刺身と、ゆず味噌のアクセントが心地よい湯葉の天ぷら。
春の香りを運んできたのは、新ごぼうの風味。口いっぱいにふわりと広がり、季節を味わっていることを実感しました。
煮物はほんのり温かく、上品な味付け。冷めないうちにゆっくりといただきたい、やさしい一品です。
小鉢に盛られた数種のおばんざいは、全体的に甘めの味付け。ほっとするような家庭の味が印象に残りました。
心に残る、京のお漬物
添えられていたのは、京都の名物**「すぐき」のお漬物。
実はこれ、私にとって叔母との思い出の味でもあります。
かつて一緒に京都を旅した時、笑いながら分け合った記憶がふと蘇り、思わず目を細めてしまいました。
最後に、和菓子とお煎茶でほっこり
食後には、和菓子とお煎茶が供されました。
お腹も心も満たされたあとに、やさしい甘みとお茶の渋みが心地よく、ほっとする時間でした。

併設の売店も魅力
とようけ茶屋の1階には、売店が併設されており、お豆腐や湯葉などのお土産が購入できます。
保冷剤や保冷バッグも販売されているので、持ち歩きにも安心。
今回は参拝や散策の予定があったため、購入は断念しましたが、次回はぜひお土産に連れて帰りたいと思っています。
おうちでも味わえる、老舗の京湯葉
「京都の味を家でも楽しみたい…」そんな方には、創業200年以上の老舗の京湯葉がおすすめです。
Amazonでも購入できるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
北野天満宮そばで楽しむ、とっておきのランチ時間
「とようけ茶屋」は、アクセスも良く、北野天満宮のすぐそば。
観光の合間に、ほっと心をほどくランチタイムにぴったりのお店です。
美味しいものをいただいた時、そして楽しい時間を過ごせた時──
そんな瞬間が重なることはとても多く、だからこそ、食にこだわる気持ちが私の中で大切に育まれているのだと思います。
この日の湯葉御膳もまた、心に残るひとときでした。
次回は、参拝後に立ち寄った「粟餅所 澤屋」での、ふわりとした甘味の思い出をご紹介しますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
健康で、彩りのある日々を🍀



