いつかまた、そう思って離れてから20年。
結婚を機に、時間的経済的な理由から、お稽古から遠ざかっていました。お抹茶好きは変わらず、キッチンでサッとたてていただく日常を過ごしてきました。
見えづらさが進むなかで、やっておきたいことに向き合ったとき、お茶のお稽古も挑戦したいことのひとつでした。
大切に受け継がれてきた大事なお道具を扱う世界。
迷いも葛藤も大きいものでした。東京では見づらい方もお作法を楽しまれている、そんなお茶会があったことを知り、どこまで出来るか分からないけれど、やりたい!その気持ちに正直にやれることを楽しんでみよう、以前とは違う楽しみに出会えるかもしれない、そんな想いで一から学び直しをスタート!
お稽古での気づきや学び、出会いを備忘録として記していきたいと思います。
何かを始めてみたいけど迷っている方の参考になったり、ほっこりしていただけたら嬉しいなと思っています。
20年ぶりのお茶のお稽古。
懐かしさと、おもてなしや感謝を込めたひとつひとつの言葉や作法の意味。
慌ただしさの中で忘れがちな大切なことに、改めて気づく時間でした。

ロービジョンから見えた景色
まずは、大切なお道具を扱うときの緊張感は格段に違いました。
見づらさから、『あ、これした方がいいかな』と思っても、すぐには動かず声をかけたりお願いしたり。無理はしません(笑)
帛紗を構えて、あれれ端から端まで視野に入っていない💧
自分のポジションを確認するのに、キョロキョロ目を動かし、時には首も上下左右にふりふり。優雅さまで遠いよ〜。体が覚えるまで繰り返し練習あるのみ♡
ちょっと瞳を閉じて想像してみた。
ゆったりと優雅にお手前をする自分の姿を。
見えづらいけれど、お手前にはお作法がある。
順番、場所。
ということは、イレギュラーが少ないのでは?
ロービジョンでも流れるようなお手前ができるかも!
そんな素敵なイメージを思い浮かべて、お稽古の時間を楽しみました!
ご褒美は、美味しいお抹茶と和菓子♡
鶯餅、上品なお味ですごく美味しかったです!!
次も楽しむぞ〜。
今日の言葉『一瞬一生』

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
穏やかで、彩りのある日々を🍀