秋、柔らかな光。眩しさを抱えるロービジョンの私にとって一番お出かけしやすいシーズンがやってきました。この度3年ぶりにガイドさんのお力もお借りしてお伊勢参りに行ってきました。人混みや石段など1人では難しいこともサポートがあれば出来ます。とっても楽しくて清々しい一日を過ごしてきました。私の経験が、ロービジョンの方やサポートされている方の一助になれば嬉しいです。
お伊勢参りへ。
今回のお伊勢参りは、『外宮→内宮→おかげ横丁』の順路でおよそ4時間の旅となりました。
お伊勢参り旅記は、こちらをご覧ください。
伊勢バリアフリーマップも事前準備の一助になりました!
こういうの、あるとないでは大違い!本当に助かります。ありがとうございます!!
寄り添ってくださる心遣いが嬉しい!
ここでは、お伊勢参りで嬉しかったガイドさんのサポートや心遣いをご紹介します。
同行援護をされている方や福祉を目指している学生さん、お出かけしたいけど迷っているロービジョンの方、支えているご家族や友人のみなさんの参考になれば嬉しいです。
お手洗い
お出かけ先で困ることのひとつ、お手洗い。
流すボタンやレバー、トイレットペーパーの位置も場所によって違いますよね。
見えづらさを抱える私たちにとって、そのひとつひとつを探し当てるのは難しい場合があります。
・段差の少ないお手洗い、複雑ではなくシンプルな構造のお手洗いを案内していただき、次のお手洗いまでの時間や距離の声かけ。
・利用する前に、ボタンやレバー、トイレットペーパーの位置を伝える。
・手洗い場や化粧台への案内。
ちょっとした声かけが、私たちには大きな助けとなります。
今回利用したお手洗いは、宇治橋側のお手洗いで
個室のボタンは、こんな感じでした。
手すりの右に大小の水を流すボタン、その右に音を流すなどのボタンのブロックがあります。
その下にトイレットペーパーが配置されています。
事前準備のご参考になれば嬉しいです。
石段
お伊勢参りの中で、私の最難関だった内宮の石段。
このタイプの石段が一番見づらいのです。駅のようにカラーで境界を分かりやすくしているわけではないので、境がわからない💧 ガイドさんの声かけを頼りに登りました。
一段一段の高さも高めなので、ゆっくりゆっくり歩を進めました。
そう、ここに来ると思い出します。私が階段が見づらくなってると気付いたのは、お伊勢参りとあわせてチャレンジした熊野古道でした。熊野古道の旅もまた綴りたいと思います。
写真
見えづらさを抱えている私にとって、屋外で写真を撮るのが難しいときがあります。
暗順応に時間がかかる私は、屋外でスマホの画面を見ると真っ暗なのです。
音声機能で写真アプリにたどり着いても、自分のアングルが自分の思うようになっているかの確認が自分では出来ず、上や下、左右が切れてしまっていることも。
今回同行でお世話になったガイドさんは、その状況も理解し、写真を同じ場所で撮り、旅の終わりに共有してくださいました。これが、とっても嬉しかったのです!!
自分でも撮るチャレンジができ、その上で失敗しちゃった写真は共有いただいたものを残せます。最初から全てお願いするのではなく、出来ないところだけサポートいただく、チャレンジを見守っていただけることがとても嬉しいです。
“頑張りたい気持ち”も“助けてほしい気持ち”も理解し受け止めてくださる、本当に素敵な方に出逢えて感謝です。
こちらの写真も共有いただいた中の一枚。お気に入りの写真です。
いつもお世話になっているガイドさん。
寄り添い方も本当に素敵で、お話ししているといつも元気やパワーをいただきます♡
こんな素敵な方と出逢えて、本当に幸運だと毎回思うのです。
良い刺激や癒しをシェアできる時間が続きますように。
これからも、ガイドさんのお力をお借りしながら、やりたいこと、行きたい場所、ひとつひとつ叶えていけたらいいなと思っています。
“次はここに!”
ガイドさんと打ち合わせしている時間も本当に楽しくて、楽しくて♡
人との出会い、大切ですね!
“今を生きる“ “今を楽しむ“
厳かな静寂の時間と、ガイドさんと心通い合う穏やかで温かい時間♡
幸せだぁ〜。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
健康で、彩りのある日々を🍀