こんにちは。
今日は私の大好きな「いりこだし」と、その手しごとの魅力についてお話ししたいと思います。
いりこだしとの出会い
私が物心ついたとき、家族の一員として台所での「いりこの手しごと」が私の日常でした。母が料理をしている傍らで、私はいりこの頭を取りながら、今日学校であったことや友達との話をする。そんな温かい思い出がたくさんあります。
時短で便利な顆粒だしやだしパックも魅力的ですが、手しごとにはまた別の素晴らしさがあります。自然な暮らしに興味がある方、手しごとの良さに気づいた方は、ぜひおうちでいりこだしを試してみてください。
いりこだしのおいしさ
いりこだしの魅力は、その力強さとまろやかさにあります。特に瀬戸内海産のいりこ、特に香川県伊吹島周辺で採れたものはその味わいで有名です。
料理研究家の辰巳芳子さんも香川県の老舗いりこ店「やまくに」から購入されています。大きさは「中羽」がおすすめですよ。その美味しさの肝は、いりこの素材の良さと、ひと手間かけた下準備にあります。
いりこの手しごと&出汁の取り方
いりこの下処理は簡単で、ちょっとしたひと手間が大切です。まず頭を取り、はらわたを取り除きます。辰巳芳子さんはさらにエラも取り、いりこを煎ることで生臭さを取り除くそうです。
出汁をとるときは、水500mlにいりこ5個程度が基本です。わが家では、夜に水にいりこを浸しておき、翌朝火にかけて煮出します。多めに作って冷蔵庫で保存することもできますよ。
もちろん、鰹や昆布だしも美味しいですが、お味噌汁にはいりこだしが一番です。おしゃべりしながらの手しごとも楽しく、母との思い出、子供との思い出を紡ぐ大切な時間です。食の大切さを受け取り、次の世代に繋げていく。その一環として、おうちいりこ出汁をぜひ試してください。
おすすめのいりこ
いりこの選び方について少しご紹介しますね。
美味しいと名高い『瀬戸内産いりこ』。なかでも、辰巳芳子さんが購入されている「やまくに」のいりこはとても質が高く人気です。創業明治20年の老舗の味はやはり一味違います。
ぜひ、皆さんもいりこだしの手しごとを楽しんでみてください。料理の味わいが一段と深まり、家族との絆もより強くなるはずです。
次回もお楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
健康で、彩のある日々を🍀