岩塩を知っていますか?
たくさんの種類がある岩塩。食用だけでなくバスソルトとしても人気がありますね。
岩塩はどこで取れるのでしょう?
どうやって作られているのでしょう?
ここでは、岩塩がどうやって出来るのか、ヒマラヤ山脈で岩塩が取れるのか、小学生のわが子との学びを備忘録かねてご紹介します。学校からの調べ学習や自主学習で困っている方や、ホームスクーリングされている方の参考になれば嬉しいです。
岩塩とは
岩塩〈がんえん〉
英語は、rock salt または halite です。
鉱物のひとつで、塩化ナトリウム(NaCl)です。

▶︎ 『海塩』『粗塩』『岩塩』って、どう違う?
岩塩ってどこで取れる?
では、岩塩はどこで取れるのでしょう?
岩塩は、アメリカやヨーロッパ、アフリカの内陸部で取れることが多く、岩塩を掘り出した後の採掘孔〈さいくつこう〉を地下宮殿にしたり観光地化しているところもあります。

岩塩はどうやって作られる?
では、岩塩はどのように作られるのでしょう?
岩塩は、太古の昔に、海底が地殻変動〈ちかくへんどう〉により隆起し、海水が陸上に閉じ込められたり、
砂漠の真ん中にあるかな塩湖で、
水分が蒸発することによって塩分が濃縮され結晶化し作られます。
したがって、岩塩は大陸の内陸部で産出されることが多いのです。
海塩と違い、長い年月をかけて作られるため、味もまろやかで、水に溶けにくく、旨味〈うまみ〉があります。

ヒマラヤ山脈で岩塩が取れるのは、なぜ?
アジアで岩塩が取れるのは、どこでしょう?
有名なのは、パキスタンやネパールなどの『ヒマラヤ岩塩』です。

世界一高い山エベレストがあるヒマラヤ山脈。
こんな高いところで、どうやって岩塩ができたのでしょう?
調べてみました。
太古の昔、海だった地球は、やがて海底の隆起により大陸ができ、さらに大きな隆起によりヒマラヤ山脈が作り出されたのです。
つまり、今のヒマラヤ山脈は、太古の昔は海底だったのです。
海底が隆起したとき、海水が陸地に残り、海水が蒸発し、結晶化し岩塩となったのです。
ヒマラヤ山脈の詳しい成り立ちは、こちらの動画コンテンツがわかりやすかったです。
ヒマラヤ岩塩は ピンク、黒、白色があります。含まれる成分によって色が変わるそうで、ピンクソルトは、赤色の鉄分が含まれているためピンク色に見えます。
食用だけでなく、バスソルトやランプなどの観賞用としても人気があり、
近年、ヒマラヤ岩塩の専門店ができるほど、注目されています。

今回の学びは、ちょうど地層や地球の内部などを学んだ後だったので、タイミングにも恵まれました。地層の学びもご紹介していますので、学びの参考になれば嬉しいです。
▶︎ 地層① 地層って何? どうやって出来るの?『侵食•運搬•堆積』
▶︎ 地層③ 地球の内部 なぜ、地層は引っ張られたり押されたりするの?
備忘録
connecting dots♪
今回の学びは、いい頭の体操になりました。持っている知識が繋がるまで、親子で???の時間が過ぎました。2人で、こうかな?こっちかな?と仮説を立て、調べて話して楽しい時間でした。
塩は海でも、山でも取れる、ホントに山で塩が取れる?なぜ、塩が山にあるの?
塩は海水に溶けている、山で岩塩が取れる…
この段階では、答えが見出せず…
『ヒマラヤ岩塩』をきっかけに、
どのように塩が山に運ばれたのだろう?
元は海だったの?
山が隆起したのか、周りが沈下したのか…
そうだ!ヒマラヤの地層見ればいいやん!柱状図あるかな?
こうして、ヒマラヤ山脈の地層や、どうやってヒマラヤ山脈ができたのかを調べ始めたとき、パンゲア大陸や、地球の成り立ち、大陸は海から隆起してできたことなど、子供の中でどんどん繋がっていきました。今日もconnecting dots♪
わが家の岩塩

わが家で調理に使っているこちらの岩塩は、ドイツのアルプス山脈のバート•ライフェンハル産です。
塩おにぎりや塩パンによく使い、マイルドで旨味もあり家族にも人気の岩塩です。
ウユニ塩湖

絶景で人気があるウユニ湖。
ウユニ湖は塩湖で、訪れたい場所のひとつです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
楽しい学びで
しなやかに生きる力を🍀