2021年3月12日公開初日、映画『ブレイブ群青戦記』を鑑賞してきました。
春馬くんがスクリーンに出てきた瞬間から涙が溢れて…。
圧倒的な存在感と、素晴らしい表現の数々に、
こんな凄い人と同じ時を刻めたこと、彼のファンであることを誇りに思いました。
ここでは、三浦春馬ファンの視点でレビューします。(ネタバレないように)
映画『ブレイブ群青戦記』
ぜひ観て欲しい!三浦春馬の秀逸の表現〝演じるのではなく、生きている”
多くの映画監督や舞台演出家が惚れ込んだ、真剣佑くんが憧れた俳優 三浦春馬の演技。
映像だけでなく、ストレートプレイやミュージカル、歌やダンス、MC、また殺陣や乗馬、日本舞踊や日本文化にも精通していた彼だからこその表現がそこにあります。もうこんな俳優には出会えない、そう感じる圧巻の表現力。
〝演じているのではなく、生きている”
セリフではなく佇まいや所作で表現

〝あえて台詞を削り、佇まいや所作で伝える”
台詞より行動で、まなざしや所作、佇まいで元康の人柄、想いを伝えたいと監督に話した春馬くん。
本広監督もインタビューで、『どっちかって言うと一緒にこう作っていったと言う感じがありますね。途中からセリフのやりとりも、〝もしかしてないほうがいいんじゃないですかね”と春馬くんから言ってきてくれて、で、そのシーンめちゃくちゃいいんですね!語らないのに、すごく表現されてて、言葉じゃないんだな、こういうのってって思った、ていうのが今回すごい良かった』と回想されていました。
長年第一線で活躍されている監督を唸らせ、普段現場で涙することはないと話されている監督を泣かせ、鷲掴みにする程に、彼の表現•演技、感性は進化していたのです。
俳優 三浦春馬だからこそ、出来たのです。
三浦春馬の、元康の生きている姿は観るものの心を動かすのです。
これこそ、三浦春馬が目指した〝生き様という武器”を携えた、努力を惜しまず駆け抜けてきた才あるものが精進した故に表現できる孤高の境地ではないだろうか。
教科書で習った家康のイメージを変えた三浦春馬の元康公。
現代であれ、戦国時代であれ、〝生きるということ”。
その意味を問いかけます。
誰よりも、一つの命の尊さを知っていたのではないでしょうか。
海外でのお仕事を視野に入れていることも公言していた春馬くん。
俳優 三浦春馬として、日本人俳優として世界で活躍したい。
そのために磨き続けた、殺陣•乗馬•和装での所作なども、本当に素晴らしかったです。
俳優 三浦春馬の卓越した表現をもっと観たい!
真剣佑くんの舞台挨拶最後の、振り絞って伝えた
『目に焼き付けてください。』
その一言が、俳優 三浦春馬の『一所懸命』、そこに置いてきたものの大きさを物語っています。
厳選された言葉の持つ力
春馬くんと監督がより深く役どころや作品について話し合う中で、厳選され残った台詞。
元康公(三浦春馬)は、予告映像からの予想を上回る登場シーンはあったが、台詞は多くはない。しかしながら、その台詞ひとつひとつを集めたくなるほど心を掴まれ、心震え、涙が溢れます。(元康公と春馬くんが重なることも涙が溢れる一因だとも思います)
その台詞をより深く魅力的なものにしているのは、紛れもなく俳優 三浦春馬の表現力。

過去にもいろんな役を演じさまざまな表現に挑んできた春馬くん。
声の高低や声色、声のトーン、抑揚、滑舌も含め、その表現力には若い時から素晴らしいものを感じていたし、あの日から春馬くんの作品を巡る日々が続く中で、他の役者さんに物足りなさを感じることがあるほど彼の表現力の凄さに魅了されていました。
その彼の表現力がより進化していて、もう釘付けでした。
ブレイブで元康から発する言葉ひとつひとつに恋をするような、春馬くんの集大成のような本当に各々多彩で多様な、極上の表現を観せてくれています。
言葉にしようとするとネタバレしそうなので、その台詞は表現はぜひ劇場で触れてもらえたら。
ぜひ、〝佇まい”や〝まなざし”、〝台詞の言い回し”に注目して、より楽しんでいただけたら嬉しいです。
『継承』
三浦春馬×新田真剣佑
憧れの人。役者になりたいと思うきっかけをくれた人。

新田真剣佑くんは春馬くんのことをこう表現し、俳優 三浦春馬の背中を追い、春馬くんを慕っています。
春馬くんも、真剣佑くんと食事に行ったり、舞台を観劇したり。
そんなプライベートでも親交のある2人の兄弟のような師弟のような関係、絆が、『継承』をテーマにした本作をよりいい作品へと押し上げています。
特に、真剣佑くん自身や共演者の方も忘れられない場面として話されているお墓の前で、落ち込む蒼を優しく諭す元康公のシーンは必見です。元康公から蒼への想いが、春馬くんから真剣佑くんへと重なります。監督やスタッフも涙したシーンです。
『ならばその道を進め 仲間とともに』
蒼を導く元康公。 優しい表情と声が、マッケンを見守る春馬くんに重なります。
蒼と元康公の出会い、対峙、想い…。
〝頼むぞ”
プライベートでの交流を知る人ほど、マッケンの想いを感じる人ほど、より響きます。
この作品にかける春馬くんの想いがひしひしと伝わってきます。
撮影現場で、俳優 三浦春馬が体得したものを出来得る限り出し、元康の生き様を通して真剣佑くんはじめ後輩たちに『よく見ておけ』と後輩たちを育てようとする覚悟のようなものを感じました。
エンドロール 三浦春馬

俳優 三浦春馬への制作陣や監督からの敬意と、『継承』の意味を色濃く感じる演出がエンドロールにありました。とても心に沁みました。
ぜひ春馬くんファンの方は最後までご覧いただくことをおすすめします。
三浦春馬 クランクアップが泣ける
公式や出演者のSNSでの映画の撮影現場での様子がうかがえるpostに、公開前から楽しませていただきました。
中でも、春馬くん画像で元気をいただいた🌸🐎ファンは多いです。
1番心が震えたのは、真剣佑くんとのツーショット!
特にクランプアップpostは堪らなかったです。

嬉しさとホッとした想いの両方でした。
春馬くんの襷〈たすき〉はマッケンが繋いでくれた!
(『奈緒子』を穏やかな気持ちで観れるようになりました)
とても安堵したのを覚えています。
ぜひ、三浦春馬さんの素敵な人柄と、秀逸した表現力に触れてもらえたら嬉しいです。

〝想いを繋ぐ”
そのメッセージを受け取った一人として、悲しみの中で立ち止まっていたブログを少しずつ記していきます。春馬くんの作品や彼からの学びなど、共感•共有できたら嬉しいです。
【ブレイブ群青戦記 ノベライズ本】で、大切な言葉を自分の中に落とし込み🌸
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
いつも心に🌸🐎を。